デカフェコーヒーについて


デカフェコーヒー(Decaf)は、特殊な方法で生豆からカフェインのみを除去した豆を焙煎し作られたコーヒーです。カフェインレスコーヒーとも呼ばれています。

「デカフェ」の定義は国により異なりますが、一番厳しいEU基準では「カフェイン残存率が0.1%以下」と定められていて、当店で扱っているデカフェもこのEU基準に適合しています。

カフェインが全く入っていないものは、ノンカフェインやカフェインフリーと呼ばれています。

カフェインの含有量


具体的に、デカフェにはどれくらいのカフェインが含まれているのか気になりますよね。カフェインを含む主要な飲料と食品のカフェイン含有量の目安をまとめました。

【飲料】

カフェイン含有量
(mg/100ml)
飲料
160mg玉露
60mgレギュラーコーヒー
30mg紅茶
20mg煎茶、ウーロン茶
10mgココア、コーラ
  1mg  デカフェコーヒー


【食品】

 カフェイン含有量
(mg/100g)
 食品
90mgダークチョコレート(100g=板チョコ1枚)
30mgミルクチョコレート(100g=板チョコ1枚)


カフェインの作用


カフェインには、以下のような作用があります。

  • 興奮・覚醒
  • 利尿
  • 強心
  • 皮下脂肪燃焼
  • 脳細動脈収縮

上記のうち興奮・覚醒作用と利尿作用が主なカフェインの作用です。
残りの作用は先の2つに比べると非常に弱いものです。

カフェイン除去方法


現在、主要なカフェイン除去は「水を使用した方法(ウォータープロセス)」と「二酸化炭素を使用した方法(超臨界二酸化炭素除去法)」があります。
他に「薬品を使用した方法」もありますが、法律で禁止されているため日本国内では流通していません。ご安心ください。

それぞれの方法を簡単に説明します。

ウォータープロセス

カフェイン以外のすべての成分が飽和状態の水溶液に珈琲の生豆を浸すことで、カフェインだけが水溶液に溶け出し、カフェインだけが除去された生豆ができ上がります。カフェイン以外の成分は飽和状態のため溶け出す事ができないからです。

超臨界二酸化炭素除去法

超臨界状態の二酸化炭素を珈琲の生豆に通すことでカフェインだけが除去されます。温度上げる必要がないため珈琲豆へのダメージが少ないと言われています。

二酸化炭素は、31℃, 73気圧で超臨界状態となります。超臨界状態とは液体と気体の中間の状態であり、物質を溶解する性質があります。

おわりに

いかがでしたか?

デカフェに関して

新たな発見はあったでしょうか?

理解が深まり

興味がわいて来たのではないでしょうか?

当店のデカフェは

レギュラーコーヒーと遜色のない味わいです

もちろん「冷めても美味しい」も健在です

ぜひお試しください